本日のカウンセリング

【第63話】 濃くなってしまったシミには (2020/05/22)


今日カウンセリングに来られたのは、シミでお悩みの30代前半の男性です。
大学生の頃に右頬下にある10円玉程のシミが気になりだし、以来、化粧水、乳液で朝・晩お肌のケアを続けて来られましたが、シミは段々と濃くなって、今はマスクで隠しておられるそうです。
シミはレーザーで簡単に取れます。照射時間は1か所であれば1分程度。稀に1度の照射で消えない方もおられますが3カ月経過後に再照射が可能です。当院では、改善がみられない場合、2年以内であれば無料で再照射を行っております。
施術後はテープ保護が必要なのと、一時的にシミが元より濃くなって見える時期がダウンタイムとして必要です。稀ですが、炎症後色素沈着が出現するリスクもゼロではありません。
※炎症後色素沈着というのは、ニキビやケガなどの炎症が起きた後一時的に出現する色素沈着です。お顔の場合ですと、基本的には何もせず放置してれば3~6カ月程度で自然に消失していきます。
肌は表皮、真皮、皮下組織の3つの層にわけられます。表皮の一番下の基底層にメラノサイト(色素形成細胞)があり、紫外線等の外的刺激によるダメージが皮膚の内部まで届かないように、肌表面に刺激を遮断するメラニンが出現します。このメラニンが蓄積したものがシミになるそう。
患者さまも驚かれた事ですが、化粧水や乳液を塗布する行為も肌への刺激になるんです。皆さん、無意識に必要以上の刺激を肌へ与えているかもしれませんね。
美肌のためにと続けてきたケアがシミの原因、、、、って事にならない様に注意しましょう!
患者さんは、こうした内容を承諾されてシミを除去されました。
施術後、『パチパチ輪ゴムで弾かれている様な痛みがありましたが、一瞬だったので我慢できました!もう隠す物が無くなったー!!』と、笑顔で帰られました。