当院を受診される場合、当然必要事項をカルテに記入して頂くのですが、その中に、現在服用されている薬を書いて頂く項目があります。
これは最近になって増えている印象とかではなくてずっと以前からなのですが、薬を服用されている方が驚くほど多い、しかも薬の種類も半端なく多い方が多い、と思っています。
降圧剤から糖尿病薬、抗うつ薬、それらの副作用に対する投薬、睡眠導入剤をはじめとする所謂精神安定剤等々。
もうずっと前からそうなのか、医者の経営状態があまりよくなくなった頃からなのか、あるいは医薬分業を進めた故のデメリットなのか、まあその他幾つも考えられますが、自治医大の精神科のドクターが書かれた《薬漬け:現代医療の「サイド・エフェクト」》という題名の記事、ちょっと面白かったので、以下にリンクしておきますので、よろしければ一読下さい。
受信者の方のカルテを診ながら、「この薬、飲まないとアカンのかね?」と思う事はしょっちゅうですが、専門外の私が口出しするものではないし、担当医でもない訳で、逆に混乱させる事にもなるので当然黙ってはいるのですが、中には「これはいくらなんでもあんまりやで!」という時もあって、この場で捨ててしまおう、ってな場合もなくはない?
美容医療とは全く関係のない話になりましたが、先月送られて来たメール相談の中から一つだけ。
「二重瞼埋没法を受けたいのですが、●●●と●●●と●●、それにリザベンは処方して頂けるのでしょうか。」
この手術に、投薬の必要はあまりないのですが、所謂お守り代わりと言っちゃ何ですが、抗生剤と抗炎症剤を最低限と頓服で痛み止めを処方していますが、幾らなんでも●●●はあり得ないし、リザベン飲んで頂く必要性など全く無いのだけれど、どうもそういった投薬をする(しかもそれを売りにしているような)施設があるようです。
酷いにも程ってものが、、、