院長日記

第72話 手術症例数の事


受診者の方にとって、クリニック選びに欠かせないのが、この医者ってどれほどの経験があるんだろう?って事だと思います。
私の方にも、手術症例はどれぐらいなのか、と言った相談がよく寄せられます。
長くやっていればよい、たくさんやっていればよい、と言った単純なものでは決してないんだけれど、でも経験値は大切な要素の一つではあるかと思います。
この2~3月は、多くの方が春休みだと言う事もあって、目の手術、取り分け二重瞼の手術がとても多くて、それ故、二重瞼の症例数はどれぐらいなんだ?とのご質問も多く寄せられます。
正直、これこれの手術は何例やっている、どうだ!ってのがどうだかなあ、と思いながら、一応簡単にでもここで二重瞼の手術症例の事を書いておきます(よく聞かれるのが正直少し面倒なのもありまして)。
美容外科手術を、当時日本では(恐らく世界中でも)ダントツに行っていた施設で6年間、その後今のこの場所で開業して18年目になりますが、ざっと調べてみると(当時の毎日の症例数やら、カルテ、パソコンのデータ等引っ張り出して)、少なくとも間違いなく5万症例は超えているようです。
我ながらちょっと気の遠くなる数字ですが、まあ長くやっているのと、当時はもうとんでもない症例数をこなしていたのも大きいかと思います。
今の時代に、多分有り得ないような手術数をこなしてはいましたので。
ただ、手術症例数が全てでは全くありません。
じゃあ何なんだ、と言われると、何回かどこかで書いていますが、(これは私の単なる独断です)“センス”と“親切心”だと思っています。