診療情報

【その1】 ヒアルロン酸について[2004/06/05]


先月、ヒアルロン酸の新商品の講習会に、スウェーデン大使館へ行ってきました。
美容外科領域での充填剤(フィラーと呼びますが)は、従来コラーゲン製品が唯一でしたが、4年前のQ-MED社のレスチレイン(ヒアルロン酸製剤)の登場以来、この分野では現在ヒアルロン酸の独壇場のようです。
今回は、従来よりも粒子サイズを10倍ほど大きくし、シワの治療剤としてでなく、組織のボリュームアップを目的としたもので、主に顎の輪郭形成や、頬(欧米では頬骨の厚みを増す需要が多いのでしょうが)への充填目的のものです。利用価値はかなり高いと思われますし、他の利用法も可能のようです。
今回の本当の目的は、豊胸目的のヒアルロン酸注入剤の件でしたが、まだ正確に、また公にはお伝えできる段階にはなくあしからず。