Skin / にきび

ニキビについては、これを病気と判断しないためかあまりにもおざなりにされてきたようです。日本で行われている治療(硫黄カンフルローションを主体にした)自体あまりにもお粗末であると言わざるを得ませんし、他国でこのような治療は行われていません。そのため、ニキビがなかなか直らない、皮膚科で治療をくり返すも一向に改善しないと言われる方が後をたちません。
本来皮膚科医の役割でしょうが、上記のごとく、また現在の保険診療の体系ではどうにもならないように思います。
ニキビは幾つかの要因が複合的に関わっていますので、確かに万能的な治療法は存在しません。ただ、それに近い治療法はありますし、欧米では当たり前のように行われてきているのも事実です。つまり、クリンダマイシンやビタミンAの誘導体、ビタミンCの誘導体を主体にした治療法です。いずれも日本では認可されていませんが(馬鹿げた理由で)、やっとと言うか今さらと言うか大学病院あたりでも数年前より使用するようになってきた模様ですし、多くの皮膚科医も使用しはじめている様です。当院では、以前は海外より取り寄せていましたが、現在では院内での調合が可能ですので非常に使い易くなっています。
ニキビ跡については、その範囲、深さ、場所、色調の変化等で治療法が異なります。皮膚の修復と言う面で、上記のビタミンAの誘導体を使用したり、ケミカルピール等をおこないますし、レーザーピールと呼ばれる手法をとる場合や、非常に深い傷については、スポット状に皮膚移植をおこなう場合もあります。
ただ、ニキビ跡は傷跡ですので、短期間に、しかも跡形もなく、と言うのは非常に困難でありますから、ニキビ跡を残さないためにもニキビ自体の早期の治療はなおさら重要であると思います。
施術名

ニキビ治療

説明 ご自宅でビタミンA誘導体クリーム、ビタミンC誘導体ローションを塗っていただきます
副作用
リスク
発赤、違和感、角質の剥がれ等
費用 ビタミンA誘導体クリーム、ビタミンC誘導体ローション各5,500円
施術名

ニキビ跡の治療

説明 ご自宅でビタミンA誘導体クリームを塗っていただきます。
副作用
リスク
発赤、違和感、角質の剥がれ等
費用 5,500円
施術名

ニキビ跡の治療(レーザーピール)

説明 陥没部の周囲のピーリングを行います。
副作用
リスク
発赤、かゆみ、違和感等
費用 11,000円(施術範囲によって費用は変動する場合があります)
施術名

ニキビ跡の治療(スポット移植)

説明 耳介下部の皮膚組織をスポット的に移植します。
副作用
リスク
傷跡、出血、内出血、感染、違和感等
費用 22,000円/1か所
施術名

ニキビ跡の治療(注入剤による修復)

説明 ヒアルロン酸を少量注入します。
副作用
リスク
十分な効果が得られない場合があります。
費用 8,800円/0.1㏄