本日のカウンセリング

【第5話】 切らんで良かった(2017/1/14)


ひと月ほど前に瞼(まぶた)のタルミを改善する手術をされた方から連絡をいただきました。
前回は、瞼のタルミが気になるというご相談でご来院されました。
院長が診たところ、眼輪筋のタルミが原因だけど、特に大きなタルミは無いとのことでした。 患者さんはタルんだ皮膚の切除を希望でしたが、今の状態だと切る必要が無いことを伝え、糸を使って被さる皮膚を押し込む埋没法の手術を受けて帰られました。
今回はどういったご相談なのかお聞きしたところ、右目だけまたアイテープが必要になってきたため、やはり切開して皮膚をとった方が良いのではないのかという質問でした。
気になることがあった場合、みなさんすぐにインターネットで調べたりされます。しかし、残念ながらこの「美容」と名の付く業界は、間違った情報が当たり前のように説明されていることも多く、正しい説明をしても受け付けていただけない事がよくあります。切る必要のない状態でも、専門家に切る必要があると言われると信じますよね。
以前、院長日記で院長が書いたように、ちゃんとした医者を探さないと、後悔するのは誰でもない自分です(院長日記77話「よく考えてみよう。判らなければ判るよう教えてくれる医者を探そう。」)。
診せていただかないと何とも言えない為、ご来院いただくことに。
状態を診た院長からの「もう一度、糸を使って埋没法で皮膚を押し込めばタルミは解消できます」という説明を聞き、患者さんは「他のクリニックは、切る事ばっかり勧めるやろ。切らんと(糸で)できるなら、その方が良いわ!お金もうくし、先生有難う。」と大喜びされました。
今回の患者さんも、多分、色々なサイトで情報を集められたのだと思います。もしかしたら、他院で相談をして色々と言われたのかもしれません。しかし、慌てて判断することなく、ちゃんと説明してくれる医者を選ぶため当院に戻ってこられたわけです。うれしいかぎりです。
こういう時に、この仕事をしていて本当によかったと思います。