20年ほど前に他院で行った埋没法による二重瞼が、奥二重になってきたので直してほしいという方が来院されました。
施術を受けたクリニックに相談すると、挙筋法、瞼板法ならどうだとか、回数がどうとか、切開だとどうこうといった説明をされ(よく理解できませんでしたとの事)、挙句の果て何故か再施術を断られたそうです。
全く理解に苦しむ内容でした。
挙筋法・瞼板法については以前から何回も触れていますが、埋没法による二重瞼の手術に種類はありません。基本的に埋没法は瞼板に糸をかけて二重を作ります。なかでも筋肉側の瞼板に糸をかけるものを、挙筋法と勝手に分類しているだけです。
また、埋没法に回数制限などというものもありません。
患者さんは身体にメスを入れることに抵抗があるため、埋没法で二重の再手術が受けられないものかと色々調べていくうちに当院のHPにたどり着かれたそうです。
院長からの「状態を診る限り、加齢で瞼に少しタルミが出ただけに思います。問題なく埋没法で二重の手術を受けていただけます。」という説明を聞かれると、思いつめた様な暗い表情が一気に笑顔に変わりました。
他院で断られた埋没法の再手術ができると聞いて安心されたのだと思います。笑顔で9月末に手術の予約を取って帰られました。
それにしても、この患者さんはどうして再手術を断られたのでしょうね。
本当に不思議です。