本日のカウンセリング

【第114話】 二重幅の“理想”と“適正”[2024/10/18]


なぜ理想の幅にならないのか?
なぜ幅を広げると重たく眠たそうな目になってしまうのか?
二重手術を受けるうえで、最も気になるのが「幅」についてだと思います。本日は「幅」について大切なことをお伝えしていきたいと思います。
ここ数年で埋没二重整形に感心が急激に増え、施術に対しても抵抗も少なくなり、気軽に受診される方も増えてきたようにおもいます。当院にも毎日たくさんの方が埋没の手術を希望してご来院されます。
デザインについても最近はナチュラル傾向になり、比較的狭め(元から二重のような自然なデザイン)を希望される方が増えてきていると感じますが、「広めの幅」を求められる方も少なくはありません。
カウンセリングにて“理想”通りのデザインが可能な方もいますが、なかには「思っていたのとは違う、、、。」「もう少し幅が欲しい、、、。」と、残念がられる方もおられます。
では、なぜ人によって“適正”な二重幅の広さが異なるのか。
それは【筋力】が大きく関係しています。勿論それだけではなく、瞼の厚みや皮膚の被さり(蒙古襞)色々な要因でラインの出方、幅の見え方が変わってくるのですが、一番重要なのは上眼瞼挙筋の働きです。この筋肉に負担をかけすぎると、しっかりくい込みきらず重たい眠たい目(ハム目)になってしまうのです。
上眼瞼挙筋には、個人差があるため(左右でも異なりなす)一人一人作れる幅が異なります。幅だけを求めすぎると重たくなり似合わない幅になってしまいます。
何度(埋没)手術をしても負担を改善しない限り、
・重たくてはっきりとしない 
・すぐ食い込みが浅くなる 
・ラインが不安定
こうしたことを何度も繰り返すことのなるのです。
今日来院された患者様は、何年にもわたり何度も埋没や切開を繰り返してこられたそうですが、残念ながらこの仕組みはご存知ではありませんでした。
もし、知っておられたら、長い時間と費用をかけて悩まれることはなかったのではないでしょうか。
色々な情報が溢れるこの時代、医療機関はきちんと分かるように説明をする必要があります。患者様も受けられる施術の内容をきちんと理解する必要があると感じました。