私どもが行っている美容外科領域の治療は、日帰りで行えるものが大半です。
局所麻酔を利用してのものがほとんどで、中には静脈麻酔や硬膜外麻酔などを併用する場合もありますが、この場合も入院を必要とする場合はまずありませんし、少なくともこの20年、そういう経験もありません。
私どもが行っている美容外科領域の治療は、日帰りで行えるものが大半です。
局所麻酔を利用してのものがほとんどで、中には静脈麻酔や硬膜外麻酔などを併用する場合もありますが、この場合も入院を必要とする場合はまずありませんし、少なくともこの20年、そういう経験もありません。
それでは、全身麻酔の場合はどうか、ですが、実はこの全身麻酔の場合もほぼ例外なく日帰りで可能です。
その理由ですが、まず多くの方が元来健康な方であるのと、前もって(当然ですが)術前検査を済ませているので、起こりえる事はほぼ想定できている、という面があります。
これは、麻酔の専門家ではない私の単なる経験上の独断ではなくて、信頼し得る麻酔科医の判断に他なりません。
今回、この入院の必要性について書くことにしたのは、整鼻手術や豊胸手術や乳腺除去手術、ワキガの根治手術等で、「1週間の入院が必要だと言われたが、どうなんでしょうか?」との問い合わせが多く寄せられるのが理由です。
これらの傾向は、大きな施設になればなるほど(特に公的な病院が多いようですが)大きいように思います。
その理由について、ここであえて説明する(かなり長くなるので)のは控えますが、いくらなんでもワキガの手術に1週間の入院が必要だとは到底考えにくいのですが。
受診者の方の利便性を殊更優先させるのはよくないと思いますし、安全性を最優先させるべきなのは言うまでもありませんが、まだまだ日本の医療制度には、あまりに過剰すぎる(経営上の問題も孕んでいるでしょうが)部分は多くあるように思います。