院長日記

第29話 アンチエイジングの名の下に


この数年で、美容に関する医療が大きく様変わりしてきました。
皮膚科医、形成外科医、産婦人科医、内科医や耳鼻科医まで、この分野にこぞって参入しています。
キーワードは‘アンチエイジング’な訳ですが、美顔目的のレーザー治療であったり、エステまがいであったり、簡単、手軽にできそうな注入剤やボトックスであったり、デトックスと称した腸内洗浄であったり、ただのサプリメント(医家向けと称したサプリメント、そんなの実は嘘っぱちなんですが)販売であったりします。
どうもおかしな雲行きですが、従来の美容外科医へのしわ寄せは大きいようで、同じような業態へ移行しようとしたり、価格のディスカウントを始めたりで、それはもうすごい事になっています。
言ってみれば、糖尿病にしろ高血圧にしろ、何から何までアンチエイジングと言える訳ですが、流行ものに群がっているようにしか見えず、全てではないですが、かなり無駄な、治療の名の下での施術が多いのも事実です。以前にも書いたのですが、現在行われているような‘アンチエイジング’であれば、恐らく多くは消費者の方にあまり役立たないように思えてなりません。
昨年来より、美容と健康についての情報サイトに力を入れていた関係で、この院長日記、結果として長期間さぼっていました。
クリニック選びについては、その医者の考えていることや、その人柄等もかなり参考にはなると思います。昨年末より上記のサイトにアップしていますBlog(Key to Happy Aging)、当サイトからリンクさせましたので、興味がありましたらお読み下さい。