診療情報

【その6】 ヒアルロン酸注入によるバストアップについて [2005/8/9]


患部組織のボリュームを増大させる事を目的に開発された埋入材を注入する事で、バストアップをはかる方法があります。
これは、非動物性の安定化ヒアルロン酸で、粒子サイズを大きく、また、加水分解の過程をかなり延長させたものです。
具体的には、約2年程度で分解がおこりますが、この加水分解が進むほど残存するヒアルロン酸分子に結合する水の分子数が増加するため、その容積が変化しにくいという特性があります。
昨年来、この治療法をおこなってきましたが、1サイズや2サイズ程度のバストアップをはかりたい方には、従来の豊胸術(バッグの挿入や、脂肪移植)に比べて、遥かに簡便であるので、かなり有効な方法であると思います。