本日のカウンセリング

【第9話】 海外からの患者さん(2017/4/8)


ここ数年、大阪では中国をはじめとするアジア諸国からの旅行者が激増し、外を歩いていると日本人より外国人の方が多いのでは?と感じることが良くあります。 当院もそういった時代の流れから、片言の日本語で施術を受けに来られる方が多くおられます。
日頃から、治療方法や術後の経過などの説明には誤解が生じないよう注意を払っているのですが、患者さんがこうした海外の方の場合は言葉自体が旨く伝わらないケースもあります。 当院では言葉に不安がある方のご予約をお取りする場合、通訳の方が同伴されることを条件とさせていただくことで、ほぼ言葉の壁はクリアできます。
ただ、この「ほぼ」が問題なのです。
伝わった説明のニュアンスが異なっていても、また説明自体が間違って通訳されていたとしても私たちには分かりません。 通訳の方も悪気はないのでしょうが、、、
患者さんが外国人の場合は、本当に慎重に確認を繰り返しながらカウンセリングを行いう必要があります。
問題はもう一点あります。
アジア系の方に多い傾向なのですが、説明をきちんと理解しないまま「分かった分かった」と返事されることです。こうした方の場合、後日「話と違う!」と突然押しかけてこられることがあり、よく「そんな話、何時何処で誰がした?」と言いたくなるような主張をされます。
できる限り行き違いが起きないよう注意して話を進めるので、よほどのことがない限りトラブルにはなりませんが、やはり注意が必要です。
ただ、あまり慎重になりすぎると、逆に気を悪くされるケースもあります。日本人の患者さんへのカウンセリングでは感じない不安はやはり感じてしまいます。
こうした海外からの患者さんはまだまだ増えると思いますので、ちょっと対策を考えないといけない今日この頃です。