本日のカウンセリング

【第38話】 注入物によるトラブル(2018/10/12)


今回は7年前に他院でエンドプロテーゼを鼻根部に挿入した患者様のご相談です。2年前位から患部が徐々に膨らみだし、今ではコブの様になっている様です。目立つので、どうにか対処してほしいとの事でした。
エンドプロテーゼをはじめとした幾つかの注入物で、注入から数年後に何らかのトラブルが起きたというお話は非常に良く耳にします。こうした場合、対処法は原因となる注入物の除去しかありません。
今回の方は膨らみ部分を針で突いて表面から引圧をかける方法で、ほぼ吸い出すことができました。処置後はテープを貼りお帰りいただいてますが、その日だけ患部を汚さない事(当日のお化粧はしないように)だけお願いしております。
ご本人も鏡を見て、「取れて良かったです。」とかなりスッキリされたご様子でした。元々、鼻筋の細い方だったので、余計に膨らみが目立っていた様に思います。
因みに除去したエンドプロテーゼがこちら。
除去したエンドプロテーゼ
注射による簡単な施術のせいでしょうか。体内に入れる注入物の安全性よりも、体内での残存期間を第一に考えられる方が多いように思います・・・。
それにしても、こうした術後トラブルが絶えない注入物を、使い続けているのって何か理由があるんですかね?患者さんからしたら、迷惑以外の何でもないと思うんですが・・・