本日のカウンセリング

【第133話】 美容整形の流行り[2025/08/06]


最近、昔に他院で受けた美容施術の修正に関するご相談が増えてきています。特に多いのは、タトゥーの除去と豊胸手術のシリコンバック除去ではないでしょうか。
今日もこうしたご相談が2件ありました。
お1人目は、タトゥーの除去のご相談でした。
タトゥーの除去にはいくつかの方法があり、タトゥーの入っている場所や色、面積によって施術方法が異なります。眉などのアートメイクの場合は、割と綺麗に除去できている患者様が多いように感じます。
レーザー機械が反応しにくい色が使用されていたり、皮膚を切り取るのも難しい箇所になると、完全な除去が困難になる場合もあります。
今日の患者様も、「多少の傷は残ってもいいから、皮膚を切り取ってほしい。この微妙に残っている色が嫌なんです。」とおっしゃっていました。実際見させていただくと数回レーザー治療を受けられていて、消えにくい色が残っている状態でした。患者様の気持ちが良く理解できました。
2人目は、シリコンバック豊胸のバック除去のご相談です。
シリコンバックの豊胸手術が流行った頃に手術を受けられた方で、「長年シリコンは入れっぱなしで大丈夫なのか?」、「老朽化したり身体への害がないか?」などと心配されて来院されました。
結論を言うと、人間の寿命程度の年月ではシリコンバックの老朽化や変化は起こりません。ただ、ライフステージが変わるにつれて除去を検討されるご相談が多いです。
シリコンバックを抜けば元に戻りますが、取り除くにはメスでの切開が必要になります。
美容にも流行り廃りがあって、特に身体を直接切開したり色を入れていったりという施術に関しては、長い目で将来的なリスクも考慮することが大切だと感じます。