本日の患者さんですが、他院で受けた二重の切開手術を修正されたいという事でした。
カウンセリングが進み、いったん院長に状態を診ていただき具体的な修正の仕上がり等の話をするまではいつも通りのカウンセリングでした。一通り話が終わり患者さんから質問をいただいたのですが、内容は以前に他院で受けた手術の内容についてのことでした。
どうやら、他院では「切らないと二重は無理」「脂肪を取らないと二重は無理」といった説明を受けられたようです。ただ説明は受けたものの、言われている内容がどうにも理解できなかったという事でした。
今にして「なぜ切らなければいけないのか?」、「なぜ脂肪を取らなけれいけないのか?」という強い疑問を持たれているご様子でした。
専門家の意見を聞きたいというお気持ちは大変よく分かります。
ただ、当院で分かる事というのは、あくまで今の状態でしかありません。術前の状態を見たDrの診断について、現状しか見ていない当院の院長に意見を求められても答えようがありません。どういった状態から、どういった方法で手術を受けたのかも分かりません。
言えることは今の状態からどういった方法で、どれぐらい戻せるかという事についてぐらいです。
患者さんとお話をしているうちに、以前、院長日記であった「よく考えてみよう。判らなければ判るよう教えてくれる医者を探そう。」のことを思い出してしまいました。『プチ整形』なんていうよく分からない言葉が出てきてからでしょうか。本当に安易に体にメスを入れる方が増えているように感じます。プチであれ何であれ、整形は整形です。
説明はキチンと理解したうえで、よく考えてから施術を受けてください。分からないまま、言われたままに書類にサインなどしないでください。
もう少し慎重に考えれていれば、後悔しなくて済んだという方の多さには驚かされてしまいます。
それにしても、他院のカウンセリングや診察では、一体どのような説明をされているのでしょうか。
ちょっと聞いてみたいものです。