本日のカウンセリング

6年ほど前に初めて来院され、二重手術を受けられた患者様。
2度目のご来院は半年前で、胸のサイズを2カップほど大きくしたいという豊胸についてのご相談でした。

豊胸の方法には“シリコンバッグ挿入”、“ヒアルロン酸注入”、“ご自身の脂肪を注入する脂肪注入”といった3つの方法があります。こちらの患者様はシリコンバッグを挿入すると既に決められているようでした。カウンセリングでは身長、体重をお伺いし、現在の乳腺の厚みなどを診させて頂きます。その上で、ご希望通りサイズアップするには175ccくらいのシリコンバッグが適切ということをお伝えしました。ダウンタイムや術後のマッサージ等の一通りの説明もさせていただきましたが、ずっと怖さが拭えないといった表情をされていました。

今回、この方が再度豊胸のカウンセリングをご希望ということで、半年ぶりにご来院されました。 「地元に帰っている間は豊胸手術絶対受けよう！！と思ってるのですが、ここに来るとびびっちゃうんですよね」とおっしゃいました。そこで、どういったところが怖いのかなどを再度お伺いした上で、施術は全身麻酔で行うので眠っている間に終わることや、術後の痛みやマッサージなどについて、改めて説明させて頂きました。加えて、院長は豊胸手術も経験豊富だという事、しっかりアフターフォローも行う（当然なのですが）ということも再びお伝えしました。

前回と違い、随分怖さについては和らいだようで、再度もう少し検討したいです、とお帰りになられました。
十人十色という言葉がある様に、患者様の恐怖心や不安感も千差万別です。一人ひとりの患者さんに寄り添ったカウンセリングを心がけていますが、何年たっても容易ではありません。
カウンセラーという仕事は、奥が深い仕事だなとつくづく感じました。